サマソニ2019で必見の二人のマルチプレイヤー、FKJとTash Sultana

サマソニ、ついに今週末ですね！
参戦する人はどれを観に行るかはもう大体決められているかとは思いますが、個人的に今回のサマソニで必見のマルチプレイヤーが２人います。FKJとTash Sultanaです。

マルチプレイヤーというと一般的に一人で複数の楽器を演奏できる人のことを指しますが、
この二人のすごいところはライヴステージ上でもすべての楽器を一人で演奏していることです。
ルーパーなどを駆使して次々と楽器を換えて音を重ねていくパフォーマンスは圧巻です。

FKJ

FKJはフランスのマルチプレイヤーで、SoundCloud上で音源を配信していましたが、2017年にデビューアルバム『French Kiwi Juice』をリリースしています。

フレンチエレクトロなカラッとしたトラックや、R&B・ソウルフルなトラックに、女性ボーカルや自身のボーカルが乗るお洒落な曲が多数収録されている。室内やドライヴ、深夜などに聴くのも心地よいですね。

彼自身が様々な楽器を演奏し、ハウス、ファンク、ジャズなど多彩な要素を乗せて作り上げたトラック群は演奏力もミックスの面でもレベルの高さを伺えます。

デビューアルバムリリース後は世界各国でショウを行なっており、今年のコーチェラにも出演していましたね。

サマソニ2019東京会場で彼が出演するのは最終日8/18のビーチステージのトリ。
日が暮れてからのビーチということで、天気が悪くなければかなり雰囲気の出るステージになりそう。

マルチプレイヤーのビーチステージといえば、去年のTom Mischがめっちゃ良かったですね。彼のステージは日が差す日中でバンドを引き連れてのショウだったので、Fkjは違う雰囲気のステージとなりそう。

Tash Sultanaはオーストラリア出身のマルチプレイヤーで、これまで数枚のEPやシングルを発表し、2018年にデビューアルバム『Flow State』をリリースしています。

彼女もFkjと同様に、自身で様々な楽器を演奏してトラックを作り上げていますが、彼女の場合は特にギターの才能が突出して評価されることが多い気がします。

彼女が注目されることになったのはつい最近の2016年に投稿されたこの動画。
多彩な楽器が鳴る中での泣きのギタープレイに痺れます。これは生で観てみたい。

泣きのギターが炸裂する曲だけでなく、「Seven」や「Free Mind」のようなメロウでチルウェイブなトラックのセンスにグッときます。

彼女もFKJと同様に、ステージには一人で様々な楽器を演奏し、ルーパーで音を重ねていくスタイル。エモーショナルなヴォーカルにも注目。

そういえば彼女も今年のコーチェラに出ていましたね。FKJといい、サマソニは今年もいい人を呼ぶなぁ。

サマソニ2019東京会場で彼が出演するのは2日目の中盤のソニックステージ。
決して大きいステージではありませんが、日本での知名度がなかなかわからない彼女のアクトでどれだけ埋まるかは注目ですが、この時間でなにを観ようか迷っている人は、真っ先にソニックステージへ向かうべき。