Xperia 1 & Ace ハンズオンレビュー at Xperiaブロガーミーティング
久しぶりに開催された、Xperiaブロガーミーティングに参加してきました。今回もイベントスペースにて、端末についての概要説明があったり、展示や開発者との会話があったり、食事が出たりしました。
しかし、ここでイベントの内容自体を紹介することは本質から逸れてしまう気がしてきて、イベント参加者以外のみなさんが本当に知りたい情報って端末自体についてだと思うので、端末のみに焦点を当てて紹介することにしました。イベント自体内容や会場の雰囲気だとかは、他の参加者の方々がお書きになられている思うのでそちらをご覧くださいw
外観
当日は、同日のお昼頃に発表されたばかりのドコモのSO-02LとSO-03Lの両方が貸与され、手元でじっくりとチェックすることができました。
Xperia 1、実機を初めて見ましたが、思ったよりも縦に長い印象はあまりなく、縦に伸びたというよりも横幅が縮まった感じがしましたね。
Xperia 1を実際に手に取ってみるとかなり持ちやすかったです。コンパクトシリーズ以外のここ最近のXperiaでは一番持ちやすいのではないでしょうか。重量の軽さや、ほどよい薄さと幅が持ちやすさに寄与しているのかなーと感じました。前回のXZ3のようなラウンド状の方が一見持ちやすそうに見えますが、逆に滑りやすかったり、重心がおかしかったりしてかなり持ちづらかったんですよね。まぁXperia 1の場合は上下に長いので、持ち方によっては指が届きにくい面もありますが、そこは慣れでしょうか。
Xperia AceとXperia 1を並べてアプリドロワを表示してみましたが、縦の表示領域の差がこんなにあります。
Xperia 1は指紋認証センサーと電源ボタンが分離されています。普段利用される方の多くはご自身の指紋を登録して指紋認証によるロック解除をされると思いますが、貸出機では登録していなかったため、画面点灯とロック解除をするためにいつものクセで指紋センサーに指をかざしてしまいまして、指紋を登録していない状態であると当然無反応なので、改めて電源ボタンを押す、ということが何度もありましたね。指紋認証を利用しない人にとっては、指紋認証センサーはただの飾りになってしまうということですね。
ちなみにXperia Aceは、XZ1までと同様に指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが採用されています。また、Xperia 1にはシャッターキーがありますが、Aceにはないという違いがあります。まぁカメラの起動は電源ボタンの2回押しでもできるので、なくてもそんなに気になりませんが。
サイドセンス
XZ3から搭載されたこの機能も、Xperia 1とAceにも引き続き搭載されています。
Xperia Aceではこの機能の起動方法が異なっていて、Galaxyのエッジパネルのように、画面の端にハンドルが表示され、そこをタップすると引き出せる方式になっています。ただ、このハンドルはYouTubeなどで動画を観ているときにも表示されてしまうようで、人によっては邪魔に感じることがあるかも。
設定画面から、サイドセンスの領域や透明度などの微調整ができます。
Xperia 1ではサイドセンスからマルチウィンドウが起動しやすいようなショートカットが用意されています。このショートカットはなぜかXperia 1にしかありませんが、Xperia Aceでもマルチウィンドウは普通に利用できます。
マルチウィンドウのペアについては、あらかじめアプリのペアを設定して、サイドセンスからそのペアですぐにマルチウィンドウを起動できるようなショートカットを表示させることができます(最大3ペア)。
また、Xperia 1のサイドセンスはダブルタップ、上スライド、下スライドのいずれかのジェスチャーによる起動方法があるのですが、これらの3つのジェスチャーはサイドセンスの起動以外のアクションを指定できるようになりました。
ナビバーの戻るボタンやアプリ履歴ボタンなどのアクションも割り当てることができるので、これは慣れれば便利そう。
カメラ
Xperia 1にはCinema Proという新しいカメラアプリがインストールされています。従来のカメラアプリとは完全に別アプリとなっているので、Xperiaの新しいカメラ機能というよりは、ソニーのプロ向け映像チームが監修したカメラアプリが別途インストールされている、という感じでした。
設定項目がかなり細かく、ある程度の撮影技術がある人向けのアプリとなっています。
従来のカメラアプリのモード選択からはCinema Proは起動できません。
従来のカメラアプリの静止画の縦横比、Xperia Aceでは18:9があるのにXperia 1は16:9どまりでした。
ビデオサイズについては今回も4Kは30 fpsどまり。
Xperia Ace独自のカメラ機能として、4コマムービーというものが搭載されています。従来のカメラアプリのモード選択から起動することができます。(なぜXperia 1にはないのかは不明)
ゲーム
Xperia 1には、ゲーマー向けの新機能として、「Game enhancer」というものが搭載されました。ゲームのプレイ映像の録画や配信を行ったり、プレイ中の通知表示を抑制したり、ゲームに応じた性能の最適化ができる、GalaxyやZenFoneなどにもある機能ですね。
ゲームプレイの収録サイズは1080pまで。本体容量は64GBしかないですが、SDカードへの保存もできるのでそこは安心できそう。
その他設定項目
Xperia 1には画質設定にクリエイターモードという項目がありました。アプリごとにも設定できるようです。
Xperia 1のオーディオ設定にはDolby Atomosの設定項目がありました。
ロック画面のアンビエント表示も、Xperia 1のみ。
どっちも買い…?
Xperia 1とXperia Ace、サイズ感は全然違いますが、どちらもそこそこ持ちやすく、欠点らしい欠点もないように感じました。ただ、両機ともワイヤレス充電に非対応なので、気になるのはそこのくらいでしょうか。
Xperia Aceはフルセグやシャッターキーなどを省いていますが、廉価版という印象はあまりなくお手頃なお値段なので、広くおすすめできそうです。
Xperia 1も、前回のXZ3での欠点を払拭するような良機に仕上がっているように感じました。特に21:9のディスプレイは色々と使いやすそうですね。
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